三島神社由緒

　　神紋　　　傍折敷角切縮三文字
　　　　　　　　　　　新居浜市船木甲五三七一番地
　　　　　　　　　　　予讃線新居浜駅より南約五キロ四国山麓

　　一、　　　　祭神
　　　　　　　 　主祭神 大山祇命　　大雷命　　高おかみ命

　　二、　　　 由緒
　　　　　　　　　寛平三年宇多天皇の御宇、平安時代初期、河
　　　　　　　　　野対馬守通有六世の祖、甲祖五郎通敦が此の地
　　　　　　　　　の主領で合ったとき、越智郡大三島から大山祇
　　　　　　　　　神霊を合祀勧請し、三島神社と奉称した。現在
　　　　　　　　　の地名高祖は「甲祖」の姓を取った物である。
　　　　　　　　　宝物二十三体も歓請の時に譲り受けたもので、
　　　　　　　　　天正の兵乱に神体と木像の兵火に罹らなかった
　　　　　　　　　のは川根と云う者が当社の南方二町余の山中の
　　　　　　　　　小瀑布の側に奉還暦遷したことによる。兵火鎮定の
　　　　　　　　　後に小社を造営し、神霊及び随神を奉祀し、さらに
　　　　　　　　　社殿を以前の社地に建造した。
　　　　　　　　　昭和三十二年本殿並びに拝殿を焼失したが同三十
　　　　　　　　　四年に再興した。
　　　　　　　　　平成元年十月弊殿、拝殿を改築、社務所を建造した。